昨今、様々な安眠マットレスが発売されています。
でも、そういうちゃんとしたマットレスはけっこう金額も高いから、失敗はしたくないですよね。
私は、20代半ばに初めてマニフレックスのマットレス(メッシュウィング)を購入し、15年以上使用しました。
当時ダブルで5万以上して、若者としてはちょっと高いな、とは思ったのですが、睡眠の質を優先して購入したことを覚えています。
ただ、コスパを考えたらかなり安いものだったのではと今は思っています。
その理由と、実際に長年使用した使用感をレビューしていきます。
ちなみに途中でアイリスオーヤマのエアリーマットレスも使用したので、それのレビューも少しさせてもらいますね。
↑メッシュウィングより軽量でサスティナブルなバージョンのサステナブルウィングも新たに発売されています!これも気になる・・・
マットレスブランドのマニフレックスとは?
マニフレックスはイタリアのマットレスメーカーです。
特徴は独自開発の高反発フォームを使用していることです。
様々なマットレスその他寝具を発売しているマニフレックスですが、その中でも私が使用したことのあるものは以下のものです。
- 折りたためて利便性抜群!メッシュウィング(マットレス)
- ロングセラーのスタンダードモデル モデル246(マットレス)
- 普通のマットレスや布団でもマニフレックスの寝心地を! 抗バクテリア・抗ウイルスの寝具シリーズVIROBLOCKトッパー
- 安眠枕はこれ!ピローグランデ(枕)
今回は1番目のメッシュウィングというマットレスについてレビューします。
購入した経緯
簡単にまとめるとこんな感じです。
- 夫タカシが腰痛持ちだった
- ダブルのマットレスでも場所を取らないものが欲しかった
- 親戚がマニフレックスに詳しかった
上記について、ちょっと詳しく解説しますね。
興味のない方は、次の項目の使い心地
まで飛ばしてください。
経緯
私は20代半ばで結婚して夫のタカシとの新居用にダブルのマットレスを探していました。
同い年の夫タカシは元々腰痛持ち。
20代当時もそこまで腰痛がひどくはないけれど、スポーツを社会人になっても続けていたこともあり、マットレスはこだわりたいと申し出がありました。
しかし、結婚当初は部屋も狭かったのもありベッドを常設するつもりがなく、ダブルでも畳めたり場所取らないものが欲しいとは思っていました。
そんな時、親戚の知り合いがマニフレックスのバイヤーで、その親戚からメッシュウイングオススメされました。
畳めて腰に良いという、まさに希望に沿うものだったので、これだ!と思い決定!
当時は世の中エアウィーブがブームだったのに、世間と逆行した決断です。
ちなみに当時はECサイトが発展していない時代だったため、大丸で購入して配達してもらいました。
直径30cmくらいの円筒状で配達されてきます。
これがマットレスと思えないほどコンパクト!
これが15年前からなのですごいなと思っています。
ちなみにメッシュウイングのマットレスの芯地の保証は正規店購入で10年ありますので、普通の使い方していればよっぽどではない限り保証が効きますよ(カビや浸水などの汚れによる破損は除く)。
使い心地
届いたら、開封!空気を含んでちゃんとした形になるまでに半日くらいかかります。
幸い夜には形になったため、早速寝てみました。
翌朝起きてびっくり!
私は隣に誰かが寝ているとあまり熟睡できないタイプなのですが、気がついたら朝になってる!というほどにぐっすり眠れました。
身体もギシギシ感も全然なく軽い!
20代半ばでこの効果はすごい!と衝撃でした。
その寝心地がすっかり気に入り、娘が産まれるたびシングルを買い足しました。
なので、今小6のマルが寝ているメッシュウィングは実は12年目です。新品と比べると多少へたってはいるかと思いますが、現在も端までしっかり高反発!もちろん現役で活躍中です!
ちなみにマルのもハナのも近所のイオンで買いました。イオンで売られているくらいポピュラーになったことに感激したことを覚えています。
メッシュウィングのメリット
なんと言ってもたためる!
たためるマットレスって布団の下に敷くものくらいで、この厚さのマットレスでたためるものはあまりないと思います。
たたむこと場所を広く取れるため、部屋が狭かったりソファと併用したい時などには活躍します。
また、畳んで横にも縦にも自立するところが地味にポイントが高いです。
8年ほど経過していますが自立します。
当時新色だったグレーをチョイス。
こんな感じで立てられないマットレスは結構あるんですよね。
高反発でヘタレにくい芯材だからこそですね。
7kgと軽量!
後に出てくるアイリスオーヤマのマットレスも実はたためるんですが、メッシュウィングよりは重くて部屋間の移動だったり、たたむ時に重くてやりたくなくなります。
現在子供達が起床時に自分でマットレスをたたむようにさせてるんですが、ちゃんとやってくれるのはこの軽さによるものと思います。
安定性が良い
敷布団で考えてもらうとわかりやすいと思うんですが、端に行くほど厚みが薄くなりますよね。
大抵のマットレスは縁を頑丈にするためにパイピングが施されています。
でも、メッシュウイングは三つ折りという特性上パイピングをすることができません。
継ぎ目がゴロゴロしてしまいますよね。
しかし、パイピングをしないと当然端の安定性が真ん中とは違うということになります。
メッシュウイングの場合、端っこまで高反発素材のエリオセルがしっかり使われているため、角もしっかり形を保ってくれます。
そのおかげもあって、三つ折り時に立てられるメリットもあります。
私がなぜ端っこに寝たら・・・をこんなに気にしているかというと、たとえ子供と別に寝ていたとしても子供が夜中や朝方に布団に潜り込んでくることってありませんか?
誰かと一緒に寝る時、端に追いやられることも当然あるわけです(私は良くあります)。
そんな時に有効就寝可能範囲(私が作った造語です)は大きい方がいいに越したことはありません。
同じ大きさのマットレスでも、寝られる範囲が狭まるのは勿体無いし、端に行くと眠りが浅くなるのも困るポイントだと思っています。
メリットを利用したただのマットレス、ではない使い方
上記の3つのメリットをうまく活用し、家で普通に布団として寝る以外にも子育て中にものすごくお世話になりました。
ベビーベッド代わり
例えば娘達が寝返りを始める前は、畳んだマットレスをベビーベッドのように使っていました。
床で赤ちゃんのお世話をしていた方はわかると思うんですが、毎日毎回赤ちゃんを抱っこして立ち上がるのってかなり腰と膝に負担かかるんですよね。
なので、畳んだら70cm弱の高さになるマットレスの上でおむつ替えやちょっと転がして置くのにちょうどよかったのです。
運動用マットレス代わり
幼児になり、身体も良く動かすようになってからは、マットレスを敷いて上でジャンプしたり、踊ったり、でんぐり返しや側転をしたり、跳び箱の練習に使ったり。
お相撲やプロレスごっこなんかもよくやってました。
畳んだ70cm弱の高さからジャンプして飛び降りる、なんてこともしていましたが、安定性もよくしっかりしているため、いまだにへたれ知らずで現役です。
我が家はシングル2枚あったため、1枚は畳んでジャンプ台、1枚は敷いてマットとして使ったりもしてました。
高反発のため、床に響くこともなく、マンションの我が家でも下の家に響くこともありませんでした。
家の外にも楽々持ち出せる!
たためて軽いので、我が家では実家親戚が大勢集まって布団が足りない時や、夫が単身赴任の時に赴任先に泊まりに行く時など、車に乗せて持って行っていました。
あと、キャンプの時に持っていくことで、テントでも安眠できます。
その他
現在は子供部屋で使用していますが、お友達が遊びにきている時はメッシュウイングに布をかけてソファとして使っています。
メッシュウイングのここがちょっと…デメリット
適切にお手入れしないとカビる
これは透湿性が良すぎることがネックになります。
あまりに透湿性が良くて湿気がマットレスの下面に行ってしまうため、例えば直敷きしていると湿気の逃げ場がありません。
そのため、敷きっぱなしにするなどしてちゃんと乾燥させないとカビができてしまいます。
これに関しては、スノコベッドなどにしていればそこまで大変ではないかと思います。
正直なことを言うと、私は最初のメッシュウイングは敷きっぱなしにしていた時期があり、カビがついたことがあります。
カビ取りはかなり大変でした。
その反省を生かしてその後に購入したメッシュウイングは適度に干してカビは防げています。
やっぱり敷きっぱなしは厳禁、ということですね。
カバーの耐久性
カバーメッシュで、三つ折りという特性から、折り目部分から少しずつ破れがちではあります。
ただ、そうは言っても普通に使っていれば破れません。
我が家は上記の通り、子供が遊び倒していたためという部分が大きいかと思います。
子供は折り目の布部分に平気で乗ったりするので。
普通に使ってたらあんまり破れないと思いますよ。
さらに、カバーのチャックが壊れてしまったことがありました。
これは新しいカバー買うしかないかな・・・と思ってマニフレックスに問い合わせたところ、無料で修理してくれるという返答があり、修理してもらったこともあります。
実は問い合わせをしてからしばらく放置して、半年ほど経ってから何の前置きもなく問い合わせメールの住所にカバーを送るというかなり失礼な対応をしてしまいました・・・。
ですが、特に1週間ほどで直ったものが返送されてきて、感謝感謝でした。
まとめ
この記事では、マニフレックスのマットレス、メッシュウイングについてレビューしました。
まとめると以下のような感じです。
- 高反発素材で端までしっかり
- 三つ折りなので、場所を取らない
- 軽い
- 何より寝心地が良い!
- カバーの耐久性とカビには注意
- コスパは抜群!
同程度の値段のマットレスを購入するなら、まずマニフレックスを試してほしいと思っています。
お店で寝心地を体験してみる場合は、必ず端っこにも寝てみてくださいね!
↑新登場のサスティナブルウイング!カバーも強そうだし、厚みは1cm薄くて、重さも軽い!
次の買い換えはこっちにするかも
番外編:私には合わなかったマットレス
洗えるマットレス、アイリスオーヤマ エアリーマットレス
10年以上使っていたメッシュウイングがらアイリスオーヤマのエアリーマットレスに買い換えたことがあります。
アイリスオーヤマ エアリーマットレスのメリット
- マットレスの芯地も水洗いできる
- 通気性がいい
- 三つ折りでコンパクトになる
やはり、洗えるのが良いなーと考えた結果です。
しかし、私には合いませんでした。
私に合わなかった理由
- 出産後の骨盤の歪みで腰痛が出現し、それが寝るたびひどくなってしまった
- 横になった時に底つき感がある
- 寝返り時にキュッキュッと音がする
- 端に行くと外側にゴロンと落ちそうになる
- ダブルだとかなり重い
どれもメッシュウイングに慣れていたがゆえの感想かと思います。
エアリーマットレスはメッシュウイングの半額程度なので当たり前なのかもしれません。
でも、レビューでは全然大丈夫な人が大勢いるし、実際夫は全然大丈夫だったみたいなので、体質によるようです。
あくまでも、メッシュウイングと比較して、私には合わなかっただけです。
何より洗えるのは何物にも変え難いですよね。
お手頃な値段で、洗えてたためるマットレスをお考えの方には良い商品だと思います。